前提
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主にJava開発を行う人(要は私自身)向け記述多し
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パッケージ管理はscoopを使いますが、Java関係はなるべくSDKMAN!を使います
パッケージ管理ツール scoop
何はともあれパッケージ管理ツールをインストールします。 Macで言うところのHomeBrewのようなものです。
Scoopでインストール: git, zip, conemu, vscode-portable, maven
Scoopはコマンドプロンプトでも操作できるはずですが、私はPowerShell(あるいはGitBash)で扱っています。
インストールするものは人によると思いますが、私の場合こんな感じ:
scoop install git zip conemu vscode-portable maven
VSCodeくらいになると、Scoopに任せるべきか公式インストーラで入れるべきか迷いますね。 私は、開発ツールはなるべくScoopで管理する、という方針にしていますのでこのようになっています。
大抵のUNIX系ユーティリティコマンドはGit Bash付属のもので賄えるのですが、なぜかGitBashには zip
コマンドが入っていないのでそれだけScoopからインストールしています。
zip
コマンドはSDKMAN!インストール時に必要になります。
MavenはJava関係なのでSDKMAN!でインストールしようと思ったのですが、GitBashで winsymlink:lnk
を設定した場合うまく動作しなかったのでScoopでインストールすることにしました。
ConEmu 初期設定
ConEmu起動時GitBashを使いたいので、 Settings
メニューから Startup
メニューを選択し、 Command line
のところに次のように git-cmd
をフルパスで設定します。
C:\Users\yuki\scoop\apps\git\current\git-cmd.exe --no-cd --command=usr/bin/bash.exe -l -i
パスは環境によって違うのでこのまま適用できませんが、自身の環境での場所は想像がつくかと思います。
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参考: Using Git for Windows - オフィシャルリファレンス
Bash初期設定(SDKMAN!利用準備)
これ以降は、上記で設定したConEmu上で行っていきます。
WindowsでSDKMAN!を利用するために、 .bashrc
に次の行を加えます。
export MSYS=winsymlinks:lnk
Git初期設定
Git for Windows は core.autocrlf
の設定がデフォルトで true
になっているのでこれを変更しておきます。また、名前とemailの設定も行います。
git config --global core.autocrlf false git config --global user.name yukihane git config --global user.email ...@example.com
SDKMAN!インストール
前述の通り、Java関連のツールはなるべくSDKMAN!で管理することにしています。 Scoopでも Java bucketをインストールすることで各種JDKを取り扱えるようになりますが、SDKMAN!の方がJDKの切り替えに柔軟性があったり、他OSとやりかたが統一できたりというメリットがあると考え、SDKMAN!を使っています。
前述のとおり、インストール時に zip
コマンドが必要ですのであらかじめScoopでインストールしておきます。
次にこれまた前述の通り、 .bashrc
にシンボリックリンクの取り扱いの設定を追記しておきます。
また、私は遭遇したことがないのですが、Windows10付属の curl
が用いられてしまってうまく動作しないこともあるようです。
何か問題が出た場合にはこういったことも疑ってみてください。
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Windows(Cygwin)でSDKMANがうまく動かないのはcurlのせい - きしだのはてな
SDKMAN! で JDK他をインストール
sdk install java 11.0.4.j9-adpt sdk install jbake