WSL2環境にwslu(wslview)をインストールしよう
久しぶりに Rust の学習を行っています。
URL をウェブブラウザーで開くのに open というクレートがあるのを見つけ、add してみました。
依存関係で is-wsl というものも追加されているようだったので、おお、ちゃんと WSL2 環境にも対応しているんだな、と思い利用してみたところ…ブラウザーが開かない。
検索してみると、WSL 環境では wslview というコマンドを使うそう。
それは何だろう、と検索してみたところ、 “wslu - A collection of utilities for WSL” というパッケージに含まれているコマンドのうちのひとつのようでした。
sudo apt install wslu
でインストールできます。
ただ、メンテナンスはもうされてなさそうです…
追記(2026-07-27): Ubuntu 26.04 では apt でインストールできない
上記のとおり wslu は上流の開発が終了しており、GitHub リポジトリーも 2025-03-01 にアーカイブされています。
その影響で、Ubuntu 26.04 では wslu が公式 APT リポジトリーから削除されました。
sudo apt install wslu
としてもインストールできません。
また、PPA リポジトリー
を追加すればよい、という記事も見かけましたが、こちらも 26.04 向けのパッケージが用意されておらず駄目でした。
自前でビルドする
こちらの記事で紹介されているとおり、アーカイブされた GitHub リポジトリーから clone してビルドすれば、引き続き wslview を利用できます。
cd /tmp
rm -rf wslu
git clone https://github.com/wslutilities/wslu.git
cd wslu
make
sudo make install
/usr/bin/wslview が配置されるので、動作確認します。
which wslview
wslview https://www.google.co.jp
Windows 側の既定ブラウザーが開けば OK です。
xdg-open 経由でも呼べるようにする
CLI ツールによっては wslview を直接呼ぶのではなく、xdg-open や BROWSER 環境変数を見にいくものがあります。そのため、以下も設定しておくとよいです。
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sudo ln -sf /usr/bin/wslview /usr/local/bin/xdg-open
さらに古い CLI やライブラリーは x-www-browser / www-browser を参照することがあるので、必要に応じて update-alternatives にも登録します。
sudo update-alternatives --install /usr/bin/x-www-browser x-www-browser /usr/bin/wslview 1
sudo update-alternatives --install /usr/bin/www-browser www-browser /usr/bin/wslview 1
なお、この方法は APT 管理下ではなく、保守終了した upstream ソースからの手動インストールです。将来リポジトリーが削除される可能性を考えると、自分の GitHub アカウントへミラーしておくと安心です。
git clone --bare https://github.com/wslutilities/wslu.git
cd wslu.git
git push --mirror https://github.com/<your-github-account>/my_wslu.git