Kubernetes the hard way を最新版の1.18.2でやってみた
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要約

kube-apiserver の起動引数を --runtime-config=api/all=true に修正すれば v1.18.2 でも記述どおりで動作する。

本文

現時点で本家 Kubernetes The Hard Way は1.15.3をターゲットにして構築を行っていますが、せっかくなので最新版である v1.18.2 でやってみることにしました。

結果、1点を除いて記述されているままで構築完了までもっていくことができました。

問題があった1点とは、 マスターコンポーネント のうちのひとつ、 kube-apiserver の起動オプションです。

Bootstrapping the Kubernetes Control Plane 章の Configure the Kubernetes API Serverセクションで kube-apiserver.service ファイルを作成していますが、その中のコマンド引数 --runtime-config=api/all に問題がありました。

このコマンドをそのまま実行すると、

Error: invalid value api/all=

というエラーが /var/log/syslog に出力され、プロセスが終了してしまいます。

現在のドキュメント では設定すべき値がわかりやすく書き直されていますが、正しくは --runtime-config=api/all=true です。

これについては、既にIssuesに登録されていました:

作業中の気づいた点などは直接ドキュメントに書き込んでいきました。 というわけで作業ログはこちらになります: